【ゴミ屋敷片付け 小松島市】古民家に埋もれた人生の記録を救出。大量の紙類と共に歩んだ時間の片付け
徳島県小松島市。今回ご依頼いただいたのは、築60年を超える古民家に暮らす70代男性からでした。
ご自身で事業を営まれていたという依頼者様。現役を引退した後も、日々の新聞や雑誌、業務書類やノートを大切に取っておられ、気づけば部屋中が紙類に埋もれていたとのこと。書類は天井近くまで積み上げられ、足の踏み場もないほど。湿気の多い日本家屋ということもあり、紙は劣化しカビが発生、さらに衣類や雑貨も混在しており、安全性と衛生面の確保が急務の状態でした。
ご依頼のきっかけ
「この家も私も、そろそろ整理をつけておきたいんです。」
そう語られた依頼者様。今後息子さんが実家をどうするかを考えたとき、自分の代でできることをしておきたいとの想いから、リアライフ徳島にご連絡をいただきました。
お電話では「とても人に見せられる状態じゃない」とおっしゃっていましたが、私たちは“片付けられない”背景に寄り添うことから始めます。
現地調査と課題確認
▼【作業前の状態】

お宅に伺うと、そこには文字通り「紙に埋もれた時間」がありました。新聞・週刊誌・書籍・ダイレクトメールなどが和室全体を覆い、押し入れの中までぎっしりと詰まっていました。物の総量はおよそ2.5トントラック3台分。湿気により床材や畳が傷み、重みによって一部は沈み込んでいる箇所も。
また、懐中電灯で照らしながらの作業が必要なほど、室内は光が届かず、カビの臭いも強く感じられました
作業の流れとチーム体制
・作業人数:8名体制
・作業日数:1日(朝8:30~16:30)
・車両:2tトラック×3台、軽トラック×1台
・使用機材:マスク・ヘッドライト・オゾン脱臭機・滑り止め付き手袋・カビ除去剤
チームを2班に分け、仕分け担当と搬出担当を同時進行。新聞類は分別して資源リサイクルへ。押し入れやタンス内には未開封のギフト品や古い書簡があり、それらは別途「保管用ボックス」に丁寧に収めました。
また、畳の下から昭和時代の書簡や現金入り封筒が見つかるなど、驚きの場面も。依頼者様と都度確認を取りながら、一つひとつの「思い出の痕跡」に丁寧に向き合いました。
作業後の変化と感想
▼【作業後の状態】

畳が見え、光が差し込むようになった部屋を見て、依頼者様はしばらく言葉を失っておられました。数分後、「この部屋、こんなに広かったんですね……」と笑顔に。
「人に頼んで本当によかった」「紙の中に、自分が埋もれていたんですね。ようやく抜け出せた気がします」という言葉が、スタッフの胸に深く刻まれました。
今回の費用と内容
・作業費用合計(税込):198,000円
・内訳:搬出費/分別費/簡易清掃/オゾン脱臭対応含む
・リサイクル資源還元分を費用調整し、実費を軽減
※古民家や木造住宅の場合、湿気や虫害、構造劣化も絡むため、別途リフォーム等のご相談も承っています。
古民家×ゴミ屋敷の課題とは?
築年数の古い家では、断熱性・通気性の問題で「片付けたくても片付けられない」状況に陥りやすく、ゴミの堆積が早期に進行します。特に紙類や布類は湿気を吸いやすく、早い段階でカビが発生しやすいため、衛生上の問題が顕在化しやすいのです。
また、昔ながらの家は部屋数が多く、“使っていない部屋”にモノを置きがちです。結果として、気づけば「不要なものが増えている」状況になります。
リアライフ徳島ができること
・和室/古民家に強い対応力(養生・柱保護など含む)
・書類・紙類・本・雑誌の分別仕分け実績豊富
・遠方在住のご家族からの代理依頼にも対応
・リフォーム、解体、不用品買取、遺品整理も一括相談可能
・必要な物と不要な物の“価値判断”もサポート
まとめ

ゴミ屋敷の中には、「過去」が詰まっています。
そして、私たちの使命はそれをただ“処分”することではなく、“必要な思い出を救い出し、未来にバトンを渡すこと”です。
小松島市での古民家片付けは、まさに人生の節目を迎える大切なご依頼でした。
どんな現場にも、物語があります。私たちはそのすべてに、真心で向き合い続けます。
片付けに悩んだら、リアライフ徳島にご相談ください。
一歩踏み出すその勇気、私たちが全力で受け止めます。