遺品整理は誰がやるべき?スムーズに作業を進めるコツも紹介!
家族が亡くなることは決して考えたくありませんし、現実になってほしくはありません。
しかし、人はいつか必ず人生に幕を下ろします。
万が一大切な家族が亡くなってしまった場合は、悲しい気持ちと向き合いながら、遺品整理を行う必要があります。
とはいえ、遺品整理は人生においてそう頻繁に行うものではありませんので「誰がやるべき作業なの?」という疑問を抱えている方もたくさんいるでしょう。
そこで今回は、遺品整理は誰がやるべきなのか、スムーズに進めるにはどうすればいいのかということについて詳しく解説していきます。
遺品整理は誰がやるべき?
遺品整理は、故人が残した大切な遺品や資産を整理する作業のことです。
そのため、事前に誰がやるべきなのかを明確にしておかないと、トラブルに繋がる可能性が高くなります。
結論からお伝えすると、遺品整理は以下に該当する人が行うのが一般的です。
- 法定相続人
- 遺言書で指定された相続人
- 相続管理人
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
法定相続人
法定相続人とは、故人の配偶者や血縁者のことです。
ちなみに、血族による相続人には順位が定められており、一番近い親族が遺品整理をするのが一般的です。
- 【血族による相続順位】
-
- 配偶者:常に相続人
- 子ども:第一順位
- 親・祖父母:第二順位
- 兄弟姉妹:第三順位
ちなみに、法律で遺品整理を行うべき人が明確に決められているわけではありません。
ただ、相続人には故人の遺産を相続する権利がありますので、トラブルを避けるためにも法定相続人が遺品整理を行うのがおすすめです。
遺言書で指定された相続人
遺言書は法的効力がある文書であり、故人の希望が書き記されています。
故人が遺言書で相続人を指定していた場合、その相続人が遺品整理を行うことが多いです。
ただし、他に法定相続人がいる場合、トラブルに発展する可能性もありますので、相続権を持つ親族全員としっかり話し合い、慎重に作業を進めていく必要があります。
相続管理人
遺産の相続とは、株式や不動産などプラスの財産だけを引き継ぐことではありません。
故人が抱えていたマイナスの財産、つまり負債も一緒に相続することになるのです。
仮に負債の方が多い場合は、無理をして相続する必要はなく、相続放棄を選択できます。
全ての家族や親族が相続放棄をした場合、相続人がいなくなりますよね。
この場合は、家庭裁判所から「相続財産管理人」が選ばれ、この人物が遺品整理をはじめとする遺品の処分を行ってくれます。
遺品整理のよくある質問
遺品整理について、以下のような疑問を抱えている方はいないでしょうか?
「遺品整理の費用は誰が払うの?」
「遺品整理は相続人以外が行うこともできる?」
以下、それぞれについて詳しく解説していきます。
遺品整理の費用は誰が払う?
遺品整理の費用は、相続人が支払うことになります。
なぜなら、遺産を相続するにあたって、遺品管理の権利と義務が生じるからです。
その他、
- 借金の返済
- 住宅の解体費用
なども負担することになりますので、ぜひ覚えておいてください。
ちなみに、遺品整理を行った段階で「遺産相続を承認した」とみなされますので、作業は慎重に進めましょう。
遺品整理は相続人以外が行うこともできる?
遺品整理は相続人が行うのが一般的ですが、相続人以外が行うこともできます。
例えば、相続人が遠方に住んでいる場合や、健康上の理由から作業が難しい場合などは相続人以外が遺品整理を行うこともあります。
ただ、これはあくまでも「相続人が遺品整理を承諾した場合のみ」です。
勝手に遺品整理を行うと、トラブルに発展する可能性が高くなりますので注意してください。
遺品整理をスムーズに進めるには?
遺品整理には、想像以上に手間と時間がかかります。
スムーズかつ確実に遺品整理を進めるためには、以下のポイントを意識することが大切です。
- 家族・親族と協力して進める
- 方法とタイミングはみんなで話し合って決める
- 具体的なスケジュールを決めておく
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
家族・親族と協力して進める
遺品整理は、故人が生前使っていた品物と残された遺族の気持ちを整理するために行う作業です。
そのため、誰かひとりに押し付けたり、自分だけで進めようとしたりするのではなく、家族や親族と協力して進める必要があります。
話し合いや協力をせずに進めると、トラブルに発展する可能性が高くなりますので注意してください。
方法とタイミングはみんなで話し合って決める
遺品整理をするためには、家族や親族でスケジュールを合わせる必要があります。
ただ、それぞれに生活がありますので、しっかりと話し合いを行って、全員の了承を得られた段階で作業に入りましょう。
また、遺品整理は自分たちで行うこともできますが、専門業者に依頼することもできます。
それぞれの方法にメリットとデメリットがありますので、どのような方法で進めていくのかということについても、事前に相談しておくことをおすすめします。
具体的なスケジュールを決めておく
遺品整理をする際に「時間があるときにやろう」と考える方もいますが、これだと中々作業が進みません。
先ほども解説したように、遺品整理では様々な作業が必要であり、1日や2日では完璧に終わらせることができませんので、具体的かつ細かなスケジュールを決めておくのがおすすめです。
遺品整理を自分たちだけで進めるメリット、デメリット
では次に、遺品整理を自分たちだけで進めるメリットとデメリットについて、詳しく見ていきましょう。
メリット
遺品整理を自分たちだけで行うメリットは、以下の通りです。
- 費用を抑えられる
- 自分たちのペースで作業を進められる
遺品整理を業者に依頼する場合、決して安くない費用がかかります。
一方、自分たちだけで行う場合は、不用品の処分費用など、最低限の費用で抑えられるため、コストを抑えたい方にはおすすめです。
また、業者とスケジュール調整をする必要がなく、故人との思い出に浸りながらゆっくり作業を進められることも、自分たちで遺品整理をするメリットといえるでしょう。
デメリット
遺品整理を自分たちだけで行うデメリットは、以下の通りです。
- 時間がかかる
- トラブルに発展することがある
家族が亡くなってしまった場合、遺品整理は避けられない作業ですが、相当な時間と手間がかかります。
また、貴重品の仕分けや価値のある品物の売却などを行う必要があるため、トラブルに発展してしまう可能性もあるのです。
遺品整理を業者に依頼するメリット、デメリット
遺品整理をスムーズかつ確実に進めていきたい場合は、専門業者に依頼するのがおすすめです。
以下、遺品整理を業者に依頼するメリットとデメリットについて、詳しく見ていきましょう。
メリット
遺品整理を業者に依頼するメリットは、以下の通りです。
- 負担を軽減できる
- 買取も同時に行ってもらえる
遺品整理業者はその道のプロですので、スムーズかつ確実に作業を進めてくれます。
重たい家具や家電の運び出しも任せられるため、負担を軽減したい場合には特におすすめです。
また、遺品整理業者の中には「買取」に対応しているところもあり、価値のある品物の買取も依頼できるため、負担を大幅に軽減できます。
デメリット
遺品整理を業者に依頼するデメリットは、以下の通りです。
- 費用がかかる
- 自分たちのタイミングで作業を進められない
業者に遺品整理を依頼する際は、自分たちで作業を進める場合に比べて高額な費用がかかります。
また、業者とスケジュール調整を行う必要があり、場合によっては自分たちのタイミングで進められなくなってしまうこともありますので注意しましょう。
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まとめ
遺品整理は法定相続人や、遺言書で指定された相続人が行うのが一般的です。
例外として「相続管理人」が行うケースもありますが、基本的には財産を相続する方が行うことになります。
遺品整理は、思っているよりもやるべきことが多く、中には挫折してしまったり、家族や親族との間でトラブルが起こってしまったりするケースもあります。
このような事態を避け、スムーズに遺品整理を進めていくためには、専門業者に依頼するのがおすすめです。
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