遺品整理中にタンス預金が出てきた!正しい対応とよくある隠し場所を紹介!
遺品整理をしていると、思わぬ品物が出てくることがあります。
その中でも特に多いのが、高額な「タンス預金」です。
今回は、遺品整理中にタンス預金が出てきた場合の対応と、よくある隠し場所について詳しく解説していきます。
遺品整理において、タンス預金が出てくるケースは決して珍しくありませんので、タンス預金を巡って家族や親族と揉めないためにも、タンス預金を見逃さないためにもぜひチェックしてみてください。
遺品整理中にタンス預金が見つかるのはよくあること?
現在、日本におけるタンス預金(自宅に保管されている現金)は、100兆円を超えているといわれています。
この記事を見ている方の中には「うちには関係ない」と考える方がいるかもしれませんが、決して他人事ではありません。
タンス預金に関する知識がないと、遺品整理で現金が見つかった時に困ってしまいますので、事前に正しい知識を身につけておきましょう。
遺品整理中にタンス預金が出てきたらどうする?
遺品整理中にタンス預金が出てきた場合、以下のような対応が求められます。
- 遺産目録を作成する
- 遺産分割協議を行う
- 相続税の申告をする
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
遺産目録を作成する
遺品整理で見つかったタンス預金も、故人が残した立派な財産です。
たとえ少額でも、相続人が遺産分割協議を経て受け取るものですので、トラブルを避けるためにも遺産目録を作成しましょう。
ちなみに、遺産目録の作成や遺産分割協議の後にタンス預金が見つかった場合、状況に応じて税務署に申告する必要が出てくるため、タンス預金の捜索は早めに行っておくのがおすすめです。
遺産分割協議を行う
タンス預金を含む財産の捜索と遺産目録の作成が終わったら、遺産分割協議を行います。
遺産分割協議とは、相続人の間で遺産をどのように分配するかを話し合うことです。
遺言書がある場合はそれに従って進めましょう。
遺言書に記載されていない財産については、相続人で話し合いながら配分を決めていく必要があります。
遺産分割協議は、相続において最もトラブルが生じやすい部分ですので、とにかく慎重に進めていきましょう。
相続税の申告をする
相続額が基礎控除額を超えた場合、相続税の支払い義務が生じます。
ちなみに、相続税の申告期限は、相続開始を知った翌日から10ヶ月以内と決められていますので、時間に余裕を持って進めていきましょう。
相続税の計算や申告は、税理士に依頼することもできますので、状況に応じて検討してみてみてください。
遺品整理で確認すべき「タンス預金」のよくある隠し場所
タンス預金の場所が遺言書などに記載されている場合、スムーズに発見できます。
ただ、そうでない場合は様々な場所を捜索しなければなりません。
ここからは、タンス預金のよくある隠し場所をいくつか紹介していきます。
タンス
タンス預金という言葉の通り、現金はタンスに隠されていることが多いです。
具体的には、
- 引き出しの奥
- 底板の裏
- 仕切りの間
などに隠されているケースもありますので、くまなく捜索しましょう。
遺品整理に伴う不用品の処分で「中身を出さずにタンスごと処分しよう」と考える方もいますが、しっかりと捜索しないと遺産の見落としに繋がりますので注意してください。
仏壇
仏壇の中から、現金をはじめとする貴重品が見つかるケースもよくあります。
具体的には、
- 引き出しの奥
- 仏具の下
などに隠されていることが多いです。
その他、見つかりにくい場所に現金が入っているケースもありますので、くまなく捜索しましょう。
キッチン
タンス預金がキッチンで見つかるケースも珍しくありません。
具体的には、
- 食器棚の奥
- 古い容器の中
- 引き出しの中
などから見つけることが多いです。
特に、亡くなった方が女性の場合、キッチンにタンス預金が隠されている可能性が高いため、忘れずにチェックしてみてください。
押入れ
タンスと同じくらい現金が見つかりやすいのが、押入れです。
押入れには様々なものが収納されているため、隠し場所としては最適といえます。
具体的には、
- 天井裏
- 収納ボックス
- 布団の間
などから現金をはじめとする貴重品が見つかることが多いです。
中でも、使っていない布団の間は見落としがちですので、丁寧に確認しましょう。
冷蔵庫
タンス預金の隠し場所として盲点になりやすいのが、冷蔵庫です。
「冷蔵庫=食べ物を冷やすための家電」というイメージが定着していることもあり、そもそも捜索対象にならないこともあります。
ただ、あえて冷蔵庫に現金や貴金属などを隠している方も意外と多くいますので、こちらもくまなく捜索することをおすすめします。
遺品整理の「タンス預金」に関するトラブル事例
故人がせっかく残してくれたタンス預金を巡って、家族でトラブルになってしまうことだけは何としても避けたいですよね。
そこでここからは、タンス預金に関するトラブル事例と防止策を紹介していきます。
気づかずに捨ててしまった
タンス預金は、わかりにくい場所に隠されていることが多く、見つけられずに処分してしまったというケースも多々あります。
運良くゴミ処理場で見つかって、持ち主に返還されるケースもありますが、そうでない場合もありますのでしっかりと確認しておかなければなりません。
繰り返しになりますが、タンス預金は見つかりにくい場所や目立ちにくい場所に隠されることが多いため、時間をかけて慎重に捜索しましょう。
家族や親族が盗んでしまった
遺品整理の際に、タンス預金を家族や親族が盗んでしまうケースもよくあります。
後から財産管理メモが見つかり、家族で大揉めすることも珍しくありませんので注意が必要です。
また「タンス預金は見つけた人のもの」と勘違いしてしまっている方もいますので、家族全員でタンス預金が見つかった場合の対応を確認しておくことをおすすめします。
業者に盗まれてしまった
遺品整理を業者に依頼することで、家族や親族の負担を大幅に軽減できます。
ただ、質の低い業者に依頼すると、タンス預金を盗まれる可能性が高くなりますので注意が必要です。
このようなトラブルを防ぐ方法は、たった1つです。
それは、信頼できる業者に依頼すること。
顧客想いの優良業者であれば、タンス預金が見つかった段階で依頼者に報告してくれますので、トラブルを防ぎやすくなります。
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まとめ
遺品整理では、不用品の処分だけでなくタンス預金の捜索も行わなければなりません。
とはいえ、タンス預金は見つかりにくい場所や目立ちにくい場所に隠されていることが多いため、発見できないことも多々あります。
そうなれば、故人が残してくれた大切な遺産を無駄にすることになってしまいます。
このような事態を避けるためには、タンス預金が隠されていそうな場所をくまなく捜索することが大切です。
今回紹介した場所はもちろん、それ以外の場所にタンス預金が隠されているケースもありますので、家族や親族で協力してあらゆる場所を徹底的に確認しましょう。
リアライフ徳島では、遺品整理だけでなく、タンス預金をはじめとする貴重品の捜索にも強みがありますので、お困りの方はお気軽にご相談ください。